軽度の下肢静脈瘤の治療

2013年9月27日 (金)

下肢静脈瘤用の弾性ストッキングのお手入れ方法

下肢静脈瘤用弾性ストッキングの治療効果を十分に得るために、選び方、着用のタイミング、履き方やストッキングの扱い方などについて正しい取り扱い方を知っておく必要があります。
・下肢静脈瘤用弾性ストッキングを選ぶ
下肢静脈瘤用弾性ストッキングには、様々なタイプがあります。パンティストッキングタイプ、ストッキングタイプ、ハイソックスタイプ、マタニティタイプなど、自分の生活スタイルに合ったものが着用したいものです。圧力圧や長さなどは、医師に専門的な判断で選んでもらうことが必要です。また、一旦選んだ後、痛みや履きにくさによって、途中で履くのをやめてしまうことがないよう、積極的に医師に相談しましょう。
・着用のタイミング
下肢静脈瘤用弾性ストッキングは、朝起きてから履き、寝る前に脱ぐのが一般的です。横になった姿勢は、血管に負担がかからないため、就寝時には着用する必要がありません。
・下肢静脈瘤用弾性ストッキングの寿命
下肢静脈瘤用弾性ストッキングは、古くなると圧迫圧が弱まって十分な効果が得られません。寿命は約半年と言われています。高価であるため、履く時や洗濯時などには、一部に強い力がかかったり、突起物がひっかからないよう大切に扱いましょう。
その他、静脈の血行促進を下肢静脈瘤用弾性ストッキングにだけ頼るのではなく、さまざまな予防法を取り入れて相乗効果を高めましょう。
下肢静脈瘤用弾力ストッキングを使用する際は、十分な治療効果を得るために次のような注意が大切です。
・下肢静脈瘤用弾力ストッキングは、起床時から就寝時まで履くのが原則です。夜寝るときには、特別な指示がない限り、必ず脱いでください。
・下肢静脈瘤用弾力ストッキングを履くときには、シワを作らないように、十分に引きあげてください。
・洗濯法や保存法は、下肢静脈瘤用弾力ストッキングの種類によって違います。長持ちさせるためには、説明書の指示に従うことが大切です。
・下肢静脈瘤用弾力ストッキングの寿命は約半年といわれています。古くなった下肢静脈瘤用弾力ストッキングでは圧迫力が弱まり、十分な効果は得られません。
・下肢静脈瘤用弾力ストッキングを履いていても、血液の流れはまったく正常になったわけではありません。定期的に病院で診察してもらい、生活の指導を受けるようにしましょう。
・パンティストッキングタイプ、太ももまでのストッキングタイプ、膝までのハイソックスタイプ、圧力が弱めの薄手のもの、圧力が強い厚手のものなど様々な選択肢があります。生活する中で痛みや不具合がある場合には、一人で考えず、積極的に医師に相談することも大切です。

下肢静脈瘤用弾性ストッキングの履き方

下肢静脈瘤用の弾性ストッキングを履くには、握力や指の力が必要です。初めのうちは、足を適切にストッキングにの中に収めるのに時間がかかる人も少なくありません。
コツをつかんで慣れて行きましょう。
《履き方》
まず、下肢静脈瘤用弾性ストッキングの内側からカカトをつまみ、カカトの部分が出るまで裏返します。
次に、下肢静脈瘤用弾性ストッキングにつま先、カカトという順序で入れていきます。
カカトが収まったら、裏返した部分をたくし上げながら、ふくたはぎ、太ももと徐々に進んでいきます。
つま先からカカトまでしっかりと入れ、ゆっくりとたくし上げましょう。
《脱ぎ方》
まず、カカトの部分まで下ろします。
この時、太ももまでのストッキングタイプであれば、一度膝まで下ろし、更に膝からカカトへ下ろすと無理なく下ろせるでしょう。
後は、ストッキングをまとめながら、カカトからつま先まで脱ぎます。
下肢静脈瘤用弾性ストッキングは、丈夫にできていますが、ストッキングの一部に力がかかり過ぎたり、アクセサリーに引っ掛けたりしないよう気をつけましょう。
一般のストッキングと違って、下肢静脈瘤用の弾性ストッキングは履きにくいという難点があります。圧迫力が弱いものであれば、少しずつたくし上げながら履くこともできますが、指の力が弱い人や圧迫力が強いものを履く時は、ストッキングの一部を裏返しにして履くようにします。
標準的な履き方としては…
1.下肢静脈瘤用弾性ストッキングの中に手を入れ、下肢静脈瘤用弾性ストッキングのかかとを内側からつかみます。
2.かかとの部分を持ったまま、ストッキングをかかとの部分まで裏返します。
3.その状態でつま先を入れ、足のかかとまで下肢静脈瘤用弾性ストッキングを履きます。あとは裏返しのストッキングを普通にたくし上げていきます。
かかとの部分までちゃんと履き、あとはシワにならないようにゆっくりたくしあげると、比較的楽に履けるでしょう。下肢静脈瘤用弾性ストッキングを脱ぐ手順は、履く時とは逆に、かかとの部分までは裏返しに降ろし、そのあとは無理に引っ張らずに脱ぎます。一般的なストッキングの値段と比べれば、弾性ストッキングは高価なものですから、履くときには、伝線させないように、ゴムや布の手袋を使用するか、手や足の爪を短くしておきましょう。また、指輪やブレスレットがストッキングに引っかからないように気をつけてください。

下肢静脈瘤用弾性ストッキングの正しい使用法

弾性ストッキングを用いる治療法は、病気の元となる部分を直接治す方法ではありません。
予防や進行を防ぐ効果はありますが、下肢静脈瘤がなくなるわけではありません。弾性ストッキングを履くことで一時的に静脈を圧迫し、ポンプの役目を助けて血液の流れを改善しますが、履くことをやめれば元の状態へ戻ります。
そのため、根気強く履き続けることが大切です。圧力が強いためきつくて履きにくい、ムレやカブレなどが起こるといったことがあり、履くのをやめてしまう人もいるようですが、用い方を工夫してみてはいかがでしょうか。
弾性ストッキングの圧迫圧が強すぎる人は、少し弱めのものを持っておくのも一つの手です。着用に慣れてきたら医師の処方する圧力のものに移行する方法です。また、重ね履きをしても圧迫圧を強くできますので、仕事で立ちっ放しの時、歩くことが多い時、帰宅して休憩の姿勢がとれる時など、状況に合わせて、一枚履く、重ねて二枚履くといった調節をする方法もあります。
弾性ストッキングは、かなりの力で足を圧迫するため、使用する当初は、こんなきついストッキングを履き続けられるのか、と弱気になるかもしれません。しかし繰り返して使用していると、使用感にも慣れ、履く時のコツもがわかりますので、症状の進行防止や予防のためにがんばってください。どうしても弾力ストッキングがきつい人には、少し弱めの弾力ストッキングから使用するという方法もあります。圧迫感に慣れたら、医師の指定する圧力の弾性ストッキングを使用するか、あるいはもう一枚重ね履きすることで圧迫力を強くすることもできます。また立ち仕事の多い場合には二重履きにして、仕事が終わった場合は、一枚を着用し、帰宅後には、圧力の弱いものに履き替えるなど、姿勢と生活のリズムに合わせて、自分なりに適した圧力を調整する工夫が、進行を抑えるあるいは予防するポイントといえます。しかし圧迫力が弱めの弾力ストッキングを2枚履くと費用が高くなり、夏などに蒸し暑さが倍増するという欠点はあります。

下肢静脈瘤用の弾性ストッキングの選択

弾性ストッキングの種類には、パンティストッキングタイプ、太ももまでのストッキングタイプ、膝までのハイソックスタイプ、妊婦さんのためのマタニティーストッキングなどがあります。
パンティストッキングタイプやハイソックスタイプの弾性ストッキングと比べると、ストッキングタイプは、ずり落ちやすいため、ずり落ち防止のガーターベルトも販売されています。また、太ももの一番上の部分にシリコン製の滑り止めが施されたストッキングもあります。
弾性ストッキングは、適切な圧迫圧や履き心地などのために、自分のサイズに合ったものを選ぶ必要があります。
足首周径、ふくらはぎ周径、太もも周径と身長に合わせ、S,M,LやSS,LLなどのサイズが設けられていたり、圧迫圧によって種類が分けらるものもあり、適合したものを医師が処方します。
また、ファッション性には欠けているようですが、色は、ベージュや黒、白、茶色などがあり、仕事の服装などに合わせて選ぶとよいでしょう。
一般的に弾性ストッキングは、女性の履くパンティストッキングとほぼ同じです。
特徴としては、弾性ストッキングのほうがやや厚みがあります。いちばん大きな違いは圧迫力で、弾性ストッキングは市販のパンティストッキングに比べてかなり強い圧迫力を備えています。
着用の形としては、パンティストッキングタイプ、太ももまでのストッキングタイプ、ハイソックスタイプがあります。このほかに妊婦さんのためのマタニティーストッキングもあります。パンストタイプやハイソックスタイプ(膝までの長さ)の弾力ストッキングは、あまりズリ落ちませんが、太ももまでの長さのストッキングタイプはズリ落ちやすために、ズリ落ち防止のためのガーターベルトが販売されています。最近では、弾性ストッキングの1番上の部分に、シリコン製の滑り止めがついた弾力ストッキングも販売されています。弱めの弾力ストッキングは、繊維も細くなりますので、ベージュの他に黒や白、茶色といったファッション性にすぐれたものもあります。保存療法として有効な弾性ストッキングですが、あまり依存すぎずに、時々屈伸運動をするなど、血液のうっ滞を避ける意識を持つことも大切です。

下肢静脈瘤と弾性ストッキングによる圧迫

弾性ストッキングは、ドラッグストアなどで市販されている着圧ストッキングに比べると、きつくて履きにくいほど圧迫圧が強力に作られていますので、下肢静脈瘤で下肢の血行が悪くなっているのに、さらに締め付けるのは、良くないのではないかと考える人もいるのではないでしょうか。しかし、その心配はありません。
下肢静脈瘤に強い圧迫圧のストッキングを用いるのは、静脈を圧迫して逆流をの防止するためです。皮膚の上から内部の血管を圧迫するためには、それだけの圧力をかけないと効果がありません。また、医療に用いられる弾性ストッキングは、一部分だけを圧迫するのではなく、足首をしっかりと締め付け上へ行くに従って徐々に解放されるような設計になっています。
そのため、血管が圧迫されて血液が勢い良く搾り出されます。
血行が滞っていた部分の流れが改善されてスムーズになると、血液がうっ滞して押し広げられていた表在静脈は元の太さに戻っていきます。それにしたがって、深部静脈や全体の流れも改善されることになります。
下肢静脈瘤の方が弾性ストッキングを使用すると足を圧迫するため、よけいに血行が悪くなるのではないかと心配する方もいるでしょうが、まったく問題はありません。足の一部分だけを圧迫すると血流が悪くなるのでよくありませんが、弾性ストッキングは、足全体を圧迫するので血液のうっ滞を避けることができます。下肢静脈瘤の原因が、ポンプ役である筋肉の収縮が弱いため、足の静脈の血流がうっ滞することはすでにご理解できたと思います。弾性ストッキングはそのポンプに似た働きをします。庭などにゴムホースで散水する場合、ホースの口を少しすぼめると勢いよく水が放出されます。この原理でで足全体に圧迫をかけると、うっ滞している血液によって広がりぎみだった表在静脈は締め付け効果で正常に近い太さになります。血液も次々に流れてくる血液の圧によってスムーズに流れるようになり、結果的に深部静脈の流れも改善されます。また弾性ストッキングは、下肢静脈瘤の治療とともに予防用としても使用されています。

下肢静脈瘤と弾性ストッキングの常用

弾性ストッキングは、下肢静脈瘤の軽度の症状や進行を抑える手軽な治療方法です。
近年、着圧ストッキングなども多数市販されており、手軽に購入して着用している人も少なくありません。
むくみ解消、リンパの流れを助けすっきり足に…といった効果をうたう着圧ストッキングもありますが、下肢静脈瘤の予防として用いる弾性ストッキングは、生地も編み方も特殊であり、圧迫圧も強く設計されています。例えば、市販されている着圧ストッキングの足首の圧迫圧が10mmHg程度に比べ、医療用として使用されるものは、30mmHgのものもあり、圧迫圧の違いにかなり差があります。
弾性ストッキングは、医師によって、下肢静脈瘤の進行度やサイズを診断して処方されるため、安心して使用でき、適切な使用法を守れば十分な効果が期待できます。
しかし一方、一般的に市販されているストッキングと比べると価格が高いことや、高い圧力で履きづらいストッキングを毎日欠かさずに着用するのは根気がいる、といったマイナス面もあります。
また、不適切な着用の仕方で合併症を起こす人や接触性の皮膚炎を起こす人もいるようです。
弾性ストッキングの着用は、医師の指示に従って正しく行ないましょう。

下肢静脈瘤と弾性ストッキング

弾性ストッキングは、下肢静脈瘤の予防や症状の進行を抑えるために医療現場で用いられています。
強い圧力のストキングを履くことで、血液の逆流を防ぎ下肢静脈瘤の進行を抑える方法です。
下肢静脈瘤の治療には、硬化剤を静脈内に注入して血管を固める方法や逆流防止弁が壊れている静脈を引き抜いて取り去る方法があります。この方法が、皮膚に針を刺したり麻酔をするなどの外科的手術が必要となるのに比べ、弾性ストッキングを用いる治療法は、履くだけという手軽さがあります。
ただし、弾性ストッキングを用いるのは、下肢静脈瘤の症状が軽い場合に用いることが一般的です。また、根本的な治療とは異なるため、着用を止めると進行します。
弾性ストッキングは、普通のストキングと異なり、特殊な生地と編み方で作られています。
足首の圧力が異なるものが数種類あり、ふくらはぎの方向へ行くにしたがって圧力が低くなっています。
皮膚に潰瘍や外傷がある場合は、着用できません。
近年は、むくみなどに悩む人や美容目的のために、着圧ストッキングも市販されていますが、下肢静脈瘤の治療目的であれば、医師の診断を受けることをおすすめします。
病院で医師の診察を受けた後、サイズの測定を行い、自分に合ったサイズと圧力のものが処方されます。その際、着用の仕方や使用方法の指導を受け、適切に使用する必要があります。
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